KONICA C35フラッシュマチック

｜各部名称 

①ファインダー

②セルフタイマーレバー

③フィルム感度切り替えリング

①フラッシュ接続ソケット

②ファインダー

①巻き戻しクランク

②アクセサリシュー
③シャッターボタン
④巻き上げレバー
⑤フィルムカウンター


①フォーカスノブ
②ガイドNo.ボタン
③巻き戻しボタン
④電池室

｜電池の入れ方 

❶コインなどで電池室の蓋を開け、＋ーの向きを間違えないようボタン電池を入れます。

❷コインなどで蓋を閉めます。

｜フィルムの入れ方 

❶巻き戻しクランクをおこして強く引くと裏蓋が開き、フィルムカウンターがSになります。

❷クランクを引いたままフィルムを収め、クランクを元の位置に戻します。

❸フィルムを少し引き出し、先端を巻き取りスプールの溝に差し込みます。
　どの溝に入れても構いません。


❹巻き上げレバーを回し、フィルムの穴が歯車に噛み合っていることを確かめます。
　フィルムがたるんでいる場合は、巻き戻しクランクを時計回りに軽く回してください。
　この状態になったら裏蓋を閉じます。

❺フィルム巻き上げとシャッターボタンを押す動作を繰り返し、フィルムカウンターに1を出します。
　フィルムが正しく送られているときは、巻き戻しクランクが回ります。

｜使い方 

❶電源スイッチはありません。
　レンズキャップを外せばいつでも撮影可能です。

❷フィルム感度切り替えリングでフィルムより1目盛低い数字に合わせます。
❸巻き上げレバーを回しフィルムを巻き上げます。
　＊シャッターロックがないので、撮影直前に巻き上げることをおすすめします。

❹ファインダーを覗いて構図を決めます。
　外側の黄色の枠内が写る範囲です。最短距離では内側の枠内が写る範囲になります。

❺ピントは画面中央で合わせます。

　明るい黄色の部分の二重像を一致させればピントが合います。

　・右側の指針が黄色の範囲内にあるときは、適正露出で撮影できることを示します。

　・指針が下部赤色の露出アンダー警告マークにあるときは、暗すぎるのでフラッシュ撮影に切り替える必要があります。
　・指針が上部赤色の露出オーバー警告マークにあるときは、明るすぎるのでNDフィルターや感度設定で調節してください。

❻構図を決めたらシャッターボタンをゆっくり押し込んでください。

　強く押すと手振れしやすくなります。

❼撮影後は必ずレンズキャップをつけてください。
　レンズキャップを外している間は露出計が作動したままになるので電池を消耗します。

❽すべてのフィルムを撮影したら、底部の巻き戻しスイッチを押すとフィルムのロックが外れます。

　巻き戻しクランクをおこしてゆっくり時計回りに回します。
　手ごたえが軽くなり巻き戻しボタンの回転が止まったら、クランクを引いてフィルムを取り出します。
　＊撮影の最後に巻き上げレバーが途中で止まってしまったら、巻き戻しボタンを押してからレバーを巻き上げると元に戻せます。

｜各部スイッチ

❶セルフタイマーレバー

　下の位置までレバーを倒してからシャッターボタンを押すと約10秒後にシャッターが切れます。
　セット後に手で戻すと故障の原因になります。

❷バルブ露出
　ガイドNo.ボタンを押しながらリングを回し、B目盛を指標に合わせるとバルブ露出ができます。
　シャッターボタンを押している間シャッターが開きます。

｜フラッシュの使い方

❶フラッシュをアクセサリーシューの奥まで差し込みます。


❷シンクロコードをフラッシュ接続ソケットに差し込みます。

❸ガイドNo.ボタンを押しながらリングを回し、希望のガイドNo.にセットします。

❹下図のようにセットすればフラッシュ撮影できます。
　フラッシュ撮影以外のときはフラッシュを外してください。
　差し込んだままでは自動露出が働きません。







｜仕様

　発売年：1971年
　レンズ：38mm f2.8
　シャッター：1/30〜1/650、B
　最短撮影距離：1m〜∞
　サイズ：112×70×52mm、380ｇ（電池別）
　電源：1.3V水銀電池H-C型
    ＊水銀電池は生産中止になっています。
　　LR44など（1.5Vボタン電池）で代用できますが、電圧の違いがあるため露出補正が必要です。
　　1.5V電池ならフィルムのISOより1目盛低くしてほぼ適正になります。






｜作例