忍者ブログ

たのしいフィルムカメラ

フィルムコンパクトカメラの使い方や作例を公開しています。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

OLYMPUS 35DC

|各部名称 

①セルフタイマーレバー

②ファインダー

③フィルム感度表示窓

①ファインダー

②ガイドNo.調節ダイアル
③BLC(逆行補正)ボタン
④裏蓋開閉レバー

①フィルム感度調節リング

②ピント調節リング
③巻き戻しクランク

④アクセサリシュー

⑤ガイドNo.表示窓
⑥フィルムカウンター
⑦シャッターボタン
⑧巻き上げレバー


①フリーボタン
②巻き戻しボタン
③電池室
④三脚穴


|電池の入れ方 

❶コインなどで電池室の蓋を開け、+ーの向きを間違えないようボタン電池を入れます。

❷水銀電池アダプター(*1 )を使用する場合の電池の向きです。

❸コインなどで蓋を閉めます。


|フィルムの入れ方 

❶裏蓋を開くと、フィルムカウンターがSになります。



❷フィルムを上図のようにセットします。

❸フィルム先端を引き出し、巻き取りスプールの溝に差し込みます。
 どの溝に入れても構いません。


❹巻き上げレバーを回し、フィルムの穴が歯車に噛み合っていることを確かめます。
 フィルムがたるんでいる場合は、巻き戻しクランクを時計回りに軽く回してください。
 この状態になったら裏蓋を閉じます。

 

❺フリーボタンを押しながらフィルム巻き上げとシャッターを押す動作を繰り返し、フィルムカウンターに1を出します。
 フィルムが正しく送られているときは、巻き戻しクランクが回ります。

 *レンズキャップをつけていない時はフリーボタンを押さなくてもシャッターが切れます。
  レンズキャップをつけているとシャッターロックがかかり、フリーボタンを押している間だけロックが解除されます。  



|使い方 

❶電源スイッチはありません。
 レンズキャップを外せばいつでも撮影可能です。

❷ピントリング(②)を最短距離にすると、先端にフィルム感度切り替えリング(①)が出てきます。
 フィルムの感度と同じ数字に合わせます。

❸巻き上げレバーを回しフィルムを巻き上げます。

❹ファインダーを覗いて構図を決めます。
 外側の黄色の枠内が写る範囲です。最短距離では内側の枠内が写る範囲になります。

❺ピントは画面中央で合わせます。

 明るい黄色の部分の二重像を一致させればピントが合います。
 ・シャッター半押しで露出計が作動します。

 ・下側の指針が黄色の範囲内にあるときは、適正露出で撮影できることを示します。

 ・指針が左部赤色の露出アンダー警告マークにあるときは、シャッターロックがかかります。
  暗すぎるのでフラッシュ撮影に切り替える必要があります。
 ・露出オーバー時の警告はありません。

❻構図を決めたらシャッターボタンをゆっくり押し込んでください。

 強く押すと手振れしやすくなります。

❼撮影後はレンズキャップをつけてください。
 シャッターロックがかかるので、鞄の中で誤ってシャッターが切れるのを防げます。

❽すべてのフィルムを撮影したら、底部の巻き戻しスイッチを押すとフィルムのロックが外れます。

 巻き戻しクランクをおこしてゆっくり時計回りに回します。
 手ごたえが軽くなったら裏蓋を開けてフィルムを取り出します。
 *撮影の最後に巻き上げレバーが途中で止まってしまったら、巻き戻しボタンを押してからレバーを巻き上げると元に戻せます。

|各部スイッチ


❶セルフタイマーレバー

 下の位置までレバーを倒してからシャッターボタンを押すと約10秒後にシャッターが切れます。
 セット後に手で戻すと故障の原因になります。


❷BLC(逆行補正)ボタン
 押している間、+1.5EVの補正がかかります。



|フラッシュの使い方


❶フラッシュをアクセサリーシューの奥まで差し込みます。


❷シンクロコードをフラッシュ接続ソケットに差し込みます。
 赤点のスイッチは上にします。



❸ガイドNo.リングを回し、希望のガイドNo.にセットします。

❹下図のようにセットすればフラッシュ撮影できます。
 フラッシュ撮影以外のときはフラッシュを外してください。
 差し込んだままでは自動露出が働きません。







|仕様

 発売年:1971年
 レンズ:40mm f1.7
 シャッター:1/15〜1/500
 最短撮影距離:0.85m〜∞
 サイズ:114×71×57mm、490g(電池別)
 電源:1.3V水銀電池H-D型
    *水銀電池は生産中止になっています。
     海外製の代替リチウム電池がAmazonなどで購入できますが、
     電圧1.5Vなのでフィルム感度を1段低く設定してください。
 
 *1:水銀電池アダプターMR-9が対応しています。
    電圧変換型にはSR43電池、電圧無変換型にはLR/SR44電池を使用します。
    電圧無変換型を使用する場合はフィルム感度を1段低く設定してください。
  






|作例




拍手[6回]

PR